【書評】『我が闘争』(著:堀江貴文)を読み返して。考えさせられたエピソードを紹介する。

こんにちは。ボチオです。

ホリエモンの著書といえば、あなたは何を思い浮かべますかっ?

『ゼロ』『多動力』『拝金』『刑務所なう』etc…
色々ありますが、僕のイチオシの本はこれ!

我が闘争

ライブドア事件後、刑務所での服役中に書かれた『我が闘争』。
過去にいろんな本を出してきたホリエモンですが、”今”に焦点を当てて目まぐるしく過ごす彼には、過去をじっくり振り返える機会なんてなかったそうです。
そんな彼も服役中は精神的に参ってしまい、状況を打破しようと過去を振り返ってやり過ごしたのが、本書執筆のきっかけ!

ってことで、まだ読んだことない人や、読んだことあるけど内容忘れちゃった人向けに、『我が闘争』のざっくりした内容と、僕が個人的に面白いと思ったポイントや考えさせられたなと思うエピソードを紹介します。

『我が闘争』の概要

まず”闘争”とありますが、ホリエモンは何と闘っていたのか。

以下、本文からの引用ですが、

僕は目の前のままならないこと、納得できないこと、許せないことと戦い続けてきたのだ。

本編では様々な勢力、組織などと闘ってきたホリエモンの姿が見えてきます。

本の帯には「早すぎる自叙伝」と書いてありますが、まさにホリエモンのこれまでの歴史(出生〜ライブドア事件まで)を時系列で追って書かれた本です!

周りに理解されなかった小学生時代
別世界、久留米での中高生時代
実家を脱出するための東大受験
ダメダメな大学生生活
インターネットとの出会い〜起業
そして上場

どの時期においても、ホリエモンは”何か”と闘っていました。

彼の清々しい言動、怖気付かずに立ち向かう姿に勇気をもらえる一冊です。
相手は誰にしろ、何かしらと闘っている人にとっては学びになる部分が必ずあるんじゃないかな。

個人的に面白いと思ったポイント・エピソード

僕個人的に面白いなと思ったポイントをいくつかご紹介!

死への恐怖の目覚め

小1の秋。小学校の帰り道で”死への恐怖”が襲ってきたというエピソードがあります。

「僕はいつか死ぬんだ」

同じように小さい時に、このように死の恐怖を感じた人はどれくらいいるのだろう?

僕もホリエモンと同じように突然死の恐怖を感じたことのある一人です。

ある日寝る前に、突然自分が死んでしまって、世の中から消えてしまうことがどうしようもなく恐ろしくなってしまった。
母親にこの恐怖心を必死に訴えかけるも、「あなたはまだ長い人生始まったばかりだから」とまともに取り合ってもらえない。
小学校の時だけでなく、中学、高校、そして大人になった今でも、時たまこの死への恐怖は襲ってくるのでした。

同じような経験をした人がいることが確認できて、なんとなく嬉しかった。
ホリエモン曰く、忙しくしていると死の恐怖は姿を見せないらしいです。
僕も振り返ると、忙しい時は死の恐怖なんて考える余裕もなかった気がします。

ホリエモンがいつも忙しい理由の一つが、ここにあるのかも。

小学校時代の唯一の理解者・星野先生

みんなと違うことに苦しんだ小学校時代のホリエモン。
小学校のテストではいつも100点。遊びも戦略的なことが好きで周りの子とは馴染めない。
いつしか理解されない苛立ちから”キレる少年”になっていた。

そんな彼にも救世主が現れます。

それが星野先生

星野先生がいなかったら今ごろどうなっていただろうと思う。星野先生は八女時代の僕を認めてくれた唯一の大人だ。

星野先生は、堀江少年がなぜキレるかも理解していたよう。
その星野先生が、ホリエモンに久留米の『全教研』という塾を勧めるというエピソードが印象的です。
同じ感覚の仲間がいる場所だと。

ここは間違いなくホリエモンの人生のターニングポイントだと思います。
理解者がいない場所から脱出する方法を知ることができた。
実際に、ホリエモンは『全教研』という塾に通い、久留米大付属中学へ進学し、その後東大へ進学し地元からの脱出に成功します。

ホリエモンは星野先生に出会えてラッキーだったと思います。
可能性を理解され、その才能が開花する道へ案内してもらえた。

でも逆に星野先生がいなかったら、、、
もしかすると、その才能が開花することはなかったかもしれません。もしくは時間がかかってしまうなど。

ホリエモンは本当にラッキー。
一方で、もしかしたら同じようにポテンシャル豊かな若者が、組織の圧力に負けて才能の芽を潰されているケースも実は多いんだろうなと。。
こう考えただけで、すごくゾッとしてしまいました。。

結婚、そして離婚、子供に合わない決意

ホリエモン、実はバツイチ

ライブドア上場前多忙で精神的にも参っていた時期、心の安らぎを求めて惹かれた女性。
その女性と付き合い出して間もなく、彼女に子供ができ、流れに身を任せるままに結婚。
ただ、相手の女性は、家や家族を第一に考える超保守的な人。そう、ホリエモンとは正反対です。

それゆえの苦労も大きかったようで、価値観の違いは時間を経ても埋めることはできず、結局は離婚してしまいます。
その後、自分の子供とは一度も会っていないみたい。

でも、本文にあるように

子供に会いたいかどうか。僕の胸の深くに問うたとしたら、もちろん「会いたい」にはなるだろう。しかし僕は自分のためにも、そして元妻や子供のためにも会わないと決めた。考えた末に、会ってもお互いにいいことはないという結論に至ったからだ。親と子だから必ず会わなくてはならないということでもないはずだ。
だから会いたいという気持ちが浮かんでこないように意図的に排除している。そこに意識の焦点を向けなければいいだけの話だ。

このエピソードを読んで、すごく人間味を感じた。特に、会いたいという気持を制御しているところ。
子供に会わないことには賛否両論あるのかもしれないけど、ここまで納得して決意しているのであれば、誰も文句は言えないですよね。

人の結婚・離婚には各々事情があるはずなので、外野があれこれいうことじゃないなと思いました。
あとは、人って必ず合う合わないがあるのだろうなと。結婚すれば幸せってものでもないんですよね。当たり前ですけど。

まとめ

他にも印象的なポイントがたくさんある『我が闘争』。
インターネットの可能性に魅了される話とか、ネットバブルに浮かれる話、ライブドアでのM&A戦略の話、衆議院選挙立候補の話、などなど。

ビジネス面のエピソードももちろん面白いのですが、僕としては、他書ではあまり触れられない家族の話や幼少期の話が特に面白いなと思いました。

これまでずっと闘ってきたホリエモン。

これからも彼の闘争は生きている限り続くのでしょう!
でもこうやって自叙伝という形で過去の自分をさらけ出し、現在も自らの思考や脳内、得た情報などを発信しまくる彼には、賛同してくれる見方や理解者も多数いますよね。もう、理解されなかった小学校時代とは違う。人の成長ってこういうことなのかなって思いました。

自叙伝という長い時間軸で語られる本書ですので、断片的でなくホリエモンの根底の価値観や思考に触れたい方にはオススメです!

それではこの辺で失礼します!